田淵電機のパワコンのメリットとしては、次のような点が挙げられます。まずはマルチストリングス方式による発電ロスの抑制です。マルチストリング方式では各回路に入ってくる電圧を制御することができるので、万が一故障などのトラブルによって発電量が低下した回路が出たとしてもその回路を個別に切り離すことによって、他の回路の発電を維持し続けることが出来ます。次に接続箱と昇圧ユニットを内蔵していることです。
これらの機器は中間機器と呼ばれており、田淵電機のパワコンにのみ内蔵されています。この中間機器は発電ロス対策に有効な機器です。更にMPPT制御という機能も備わっており、これは晴れや曇り雨天などの様々な気象条件や近隣の建物の影などの影響によって左右される発電量が常時、最大化するように最適な動作点を維持させるという機能です。このMPPT制御によって常に最大の電力点を捉え続けることができます。
更に太陽光発電パネルと地面との間に蓄積された静電気が引き起こす漏電を予防する高周波絶縁トランス方式が採用されていることです。溜まった静電気が太陽電池パネルに流れると漏電ブレーカが誤作動を起こして、停電を引き起こしてしまう可能性があります。しかしこの高周波絶縁トランス方式の場合は、太陽電池への漏電を防いでくれるので、別途外部に絶縁トランスを設置する必要がなくパワコン自体の故障を防ぐことが出来ます。田淵電機のパワコンにはこのようなメリットがあります。